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■会長挨拶日本救急医学会中部地方会をこのたび開催する運びになりました。今回のテーマは「ERの進化と真価」です。ERにおいての重要に役割に「教育」があります。多くの患者さんが様々な訴えで来院する中、それに対応できる医師、看護師、救急隊を世界標準レベルに教育していくことは我々の使命です。新臨床研修制度でも多くの研修医に救急における標準治療を指導する役割を担っている病院も多いことでしょう。 成人教育は上から目線で偉そうにするものではなく、能動的に学習者が学んでいきたくなる、その気になるような教育手法が必要となります。今回の参加者が楽しく学んでいただけたら幸いです。 通常の医師、看護師、救急隊のポスターセッション、救急隊の生涯研修に加えて以下の企画を計画しております。 1. 笑って、うなって、泣ける怒涛の教育講演 教育講演はNHKドクターG&αの連続波動攻撃(?)でお送りいたします。八戸市民病院の今明秀先生、諏訪中央病院の山中克郎先生、JACHOの徳田安春先生、藤田保健衛生大学の岩田充永先生、福井大学地域推進講座の寺澤秀一先生(我らが師匠)、そして私が教育講演を行います。一子相伝の必殺技をみなさんにお伝えするだけでなく、眼光紙背(書物の字句の奥にある深い意味まで読み取り、理解すること)、刻苦勉励(こっくべんれい:心労を尽くして仕事や勉学に励む事)、切磋琢磨、多岐亡羊(学問の道は多方面にわたっており、真理を得るのはむつかしいということ)、抱腹絶倒・・・あ、もういい?・・・の学問の世界へ皆様をいざないます。臨床現場で即役立つ面白い話が聞ける「お得」な教育講演です。早く来ないと席がなくなっちゃうかもしれませんよ! 2. TED (Teaching in Emergency Department) 後期研修医以上の若手の先生方の発表、別名TED(Teaching in Emergency Department)を開催します。事前スライド審査で選抜された優秀な先生の発表(発表7分、質疑3分)を教育講演に挟んで開催します。若手だってこんなに勉強になる教育ができるってところを見せましょう。腕と度胸に自信のある若先生の参加を多数お待ちしております。 3. 特別企画(学生&研修医トレーニングブース) 今回は学生や研修医のブースも設営し、RPGゲームや脱出ゲームを通して救急の楽しさを学んでもらえたらと企画しています。大学対抗、教育病院対抗戦です。腕に自信のある人もない人もチームを作って是非チャレンジしてみてください。応募要項はホームページの該当ページを参照ください。 「こんな学会見たことない!」という合言葉を胸に、中部地方会を盛り上げたいと思います。是非楽しんでいってください。何かお困りのことがあれば着ぐるみを着た人(スタッフ)に声をかけてください。「そんな田舎に行きたくないなぁ」と思った人、こんな豪華な教育講演を聞けたり、体験学習ができたりするチャンスは滅多にないですよ。きっと後悔はさせません。 学生ボランティアも募集していますので、我こそはという人はお手伝いしてください。 ではお祭り・・・じゃなくて学会会場でお待ちしております。 当番学会長 福井大学医学部附属病院 救急総合診療部 林 寛之 |